2015年08月18日

夏山紀行・その七、寺社巡り編

8月18日(火)

夏山紀行、今日は寺社巡り編です。
遠征の折は、その土地の古い神社や寺を訪ねるのがもう一つ楽しみであり、今回は永平寺と
那谷寺へ行きました。
福井県と石川県のそれぞれの古刹、どちらも初めてではなく若い頃から山行の帰りなどに
立ち寄っていてそれでも見所は尽きない。

まずは、永平寺(福井県)。

・写真をクリックすると、拡大されます。

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朝の静けさに鎮まる、参道。

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山門から見上げた、中雀門。

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法堂は本来説法道場として建てられたが、現在では朝課や各種法要が営まれている。
永平寺七堂伽藍の中で、最大規模の建築物。

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七堂伽藍の心臓部とも云える、仏殿。

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永平寺は今から約770年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって
開創された曹洞宗の出家参禅の道場です。

今も常に二百余名の修行僧が日夜禅の修行に励んでいると云い、約10万坪(33万平方M)の
広さを持つ敷地内には、山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院(くいん)、浴室、東司(とうす)の
七堂伽藍(しちどうがらん)が堂々と建ち並び回廊で結ばれている。

修行僧たちの苦行の証しの様に、回廊も柱の一本一本まで磨き清められていて、その静謐さに
少々息苦しくさえ感じてしまう。
観光バスの団体が、到着し始める時間になってきた。

次に向かったのは、石川県の那谷寺です。
那谷寺は白山信仰の寺で真言宗別格本山、養老元年(717年)大徳泰澄禅師に
よって開創された。
禅師は夢に見られた十一面観世音菩薩の姿を自ら造り、この地に安置し霊場としたのが
その始まりだと伝わる。

ここで話は変わりますが、
その昔室町時代の末、彦山の峰入り行などを集大成し「三峰相承法則密記」として記録を
著した阿吸坊即伝という僧がいた。
大永5年(1525)の事で、即伝は加賀白山へ向かう途中この那谷寺でそれを書いたという。

英彦山とこの寺の縁を感じ、殊更深い思い入れで訪ねるのもこれで2回目になる。

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山門を入るとまず目に付くのが、奇岩遊仙境(国指定名勝)

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鎮守堂。

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岩窟に建てられた、本殿。
白山の方角へ向いていると云い、更に奥の厨子に本尊十一面千手観音が安置されている。

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境内に祀られている、白山神社。

この地方には多くの白山信仰の神社があるが、白山信仰の寺は珍しいという。
もともと神仏習合であった白山信仰だが、明治の廃仏毀釈によってほとんどの寺が失われた。
その中で那谷寺はその信仰の大きさ故か、前田家などの後ろ盾があったためか、そのまま残され
たのかも知れない。

寺社巡りは、その土地の歴史巡りでもあり面白く興味は尽きない。
明日は、一宮など神社を訪ねます。


★ つれづれに一句

  日盛りの 古寺巡礼の 歩みかな    yamahiko
     ・ひざかりの こじじゅんれいの あゆみかな


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昨日の朝は大雨が降り、それがピタリと止み蒸し暑くなりましたね。
こんな時は、花見ヶ岩からの雲海だ!

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油木ダムもスッポリと覆われて。

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遥かに馬見山の稜線。



posted by やまひこ at 05:00| 山行記録