2018年09月15日

トチの実に寄せて

9月15日(土)

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トチの実が落ちる頃になると、豊前坊の杉田久女の句碑を訪ねたくなる。
石の鳥居を潜り緩やかに伸びている参道を登る、天狗杉を見て手水場に着き、石橋を渡ったところに
樹齢を重ねたトチの樹が枝葉を広げている。

その根方に、久女の句碑はある。

   栃の実の つぶて颪や 豊前坊    久女
     ・とちのみの つぶておろしや ぶぜんぼう

英彦山をこよなく愛した久女は豊前坊を訪れ、折しも秋本番の頃のトチの実がしきりに落ちる
その様を、「つぶて」のようだとたとえている。
この句のおかげで、豊前坊のトチの実はすっかり有名になり、拾うと縁起が好いとも云われ
参拝者が持ち帰ったりしている。

英彦山のトチの実は、秋の風物詩でもあります。

★ つれづれに一句

  登り来て 句碑の心に 触るる秋    yamahiko
     ・のぼりきて くひのこころに ふるるあき



posted by やまひこ at 00:00| 植物・秋