2018年09月27日

夜明の志賀神社へ

  9月27日(木)

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英彦山から阿蘇方面の山行の折などに東峰村を抜けて小国方面へ向かう時に、通るたびに気になっていた
夜明(よあけ)三叉路にある志賀神社。
目的の山がある時などは、途中下車して神社に立ち寄る事は中々できないもので、それならばと昨日この
神社訪問となりました。

JR日田彦山線と久大本線が繋がるポイント「夜明駅」からも近く、三隅川を挟んで北側に国道386
号線、南側に国道210号線が走っていて、久留米と日田を結ぶため車の往来が多い。

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ここ夜明の地域を守る村社として、志賀島の志賀海神社から勧請されて祀られた神社です。
海(航海)の守り神をこんなひなびた里に祀ることを不思議とも思えますが、三隈川は筑後川となり、
有明海へと到達します。
その昔の交通や物流を支えたのは川、そして海だったことを考えれば、海の神を祀るのは納得ですね。

で、この神社に興味を持った本当の理由は、この丸っこい石が積まれた石垣なのです。

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通るたびにこの石垣が眼を惹き、いつかゆっくり見てみたいと思っていた。

三隈川から運んで来たのだろうか、丸く角が取れた、均等の大きさの石を人々が積み上げていく。
信仰心とはいえ、昔の人は勤勉にそう言う事を当たり前に行っていたし、しかも美しく、 崩れることも
なく平成の世まで守られている事に心打たれる。

人々が河原から石を運んで、今なおそれが遺り・・、と云えば英彦山にもある。
英彦山の麓にひっそりとある、「雲母坂(きららさか)」がそれです。

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雲母坂は、英彦山参拝道の「日田道」の一角で、日田から東峰村を通り、貝吹峠を越え、この石畳を
歩き、英彦山へと入ってきた。
参詣の起点となる、重要な場所でもありました。

歩いてみるとよくわかるが、表参道のゴツゴツした感じと違い、丸くてツルツルしている。
参道の石は山から切り出したもの、雲母坂の石は近くの祓い川から運んだものだと云い、江戸時代末期に
英彦山信仰に篤かった佐賀野の有志が施工したと記録にある。

人々は山を越え谷を越え、遥かに英彦山を目指した。
人の思いと手の掛かった、祈りの道「雲母坂」です。

夜明の志賀神社の石垣と英彦山の雲母坂、いにしえの人々が丹精込めて築き、それを
今に伝える足跡でもあります。






posted by やまひこ at 00:00| 史跡ご案内